華〜ハナ〜Ⅰ【完結】




「僕ってね、人じゃないみたい。」




衝撃発言。




「……は?」





私は、その言葉しか発せない。




人じゃないって………




「特殊な力を持っちゃった幽霊?みたいなものなんだって。あの人が言ってたよ。」




特殊な力を持った幽霊……?



そんなの、始めて聞いた。




「でね、僕の体を通り抜けると、自分の姿を感知されたりしにくくなるんだ。一時的に、だけどね。」




何それ………




「幽霊?」

「あれ?そこ?」




ユズキは笑いながら言う。





「まあとりあえず、そうやって来たんだよ。多分お姉さんに会うためにね。」



……でも、会えなかった。