「僕ってね、人じゃないみたい。」
衝撃発言。
「……は?」
私は、その言葉しか発せない。
人じゃないって………
「特殊な力を持っちゃった幽霊?みたいなものなんだって。あの人が言ってたよ。」
特殊な力を持った幽霊……?
そんなの、始めて聞いた。
「でね、僕の体を通り抜けると、自分の姿を感知されたりしにくくなるんだ。一時的に、だけどね。」
何それ………
「幽霊?」
「あれ?そこ?」
ユズキは笑いながら言う。
「まあとりあえず、そうやって来たんだよ。多分お姉さんに会うためにね。」
……でも、会えなかった。



