「だから、寝ろ。」 何も言わなくなった私の肩を押し、ベッドに倒す蓮士。 私は黙ってそのまま倒れた。 そして毛布に潜り込む。 ………冷たい。 今まで誰も居なかった毛布の中は、冷たかった。 だけど私には気持ちがいい。 私はゆっくりと瞳を閉じた。 「………―守るから――――――」 私は、眠りに落ちる瞬間、声を聞いたような気がする―――――。