華〜ハナ〜Ⅰ【完結】






結局私は李玖を置いて階段を降りてきた。




どこに行こうかしら……。



行く宛てもなく、ただゆっくりと歩いていた。




すると、


「保健室……。」



私は保健室とかかれた部屋を見つけた。



なんの教室だろう。



そう思って、扉を開けてみた。





ガラガラ…



微かに香る、薬品の匂い。


部屋の奥においてある3つのベッド。




医務室、かしら…。





ちょうどベッドには誰も寝ておらず、私は少しの間ここで寝ることにした。



日中にこうして行動するのは、辛い。