結局私は李玖を置いて階段を降りてきた。 どこに行こうかしら……。 行く宛てもなく、ただゆっくりと歩いていた。 すると、 「保健室……。」 私は保健室とかかれた部屋を見つけた。 なんの教室だろう。 そう思って、扉を開けてみた。 ガラガラ… 微かに香る、薬品の匂い。 部屋の奥においてある3つのベッド。 医務室、かしら…。 ちょうどベッドには誰も寝ておらず、私は少しの間ここで寝ることにした。 日中にこうして行動するのは、辛い。