「ちょ、なによ!?」

コイツによく分かんないけど、

昨日と同じ空き教室に来てた。(自己紹介の時、実は空き教室でした。)

「なにって・・・。
だって、あれ以上居たら、
真白ちゃんがもっと馬鹿だって思われるかもしれないじゃん。」

「な・・・っ!
っていうか、なんでアタシが馬鹿ってことになってんの!?」

「馬鹿以外の何者でもない気がする。」

「アンタ失礼!!」

「真白ちゃんも結構ハッキリ言うよねぇ。
時々傷ついちゃう、オレの心が。」

「一生消えない傷をつけてやって下さい、顔に。」

「なに、妬み?」

「馬鹿ですか。
その、ナルシストっぶりが少しでも直るように言ってあげてるんじゃん。」

「うわ、傷ついた。」

「その勢いで顔にもどうぞ。」

「なんですか、それは。」

「そこの扉で頭ぶつけて怪我して下さいな。」

「なに、血流せって?」

「よく分かってるねぇ。」

わざとらしく感心して言った。

「真白ちゃん、さすがにオレもちょっとムカついちゃったからね?」

「それは良かった。」