そう言って総を抱き上げ車まで運ぶ。






総を乗せた車は発車され、壱夜はこっちに向かって走って来る。






千「壱夜っ、来んな!」






壱「ふざけんなっ!勝手な真似すんのもいい加減にしろよ!お前はそこにいろ。後は俺等で片付ける」






壱夜がキレるのを初めて見た。






いつもは優しい雰囲気なのに今は殺意に満ちたオーラを纏っていた。






壱「てめぇー千紘に手出すとかいい度胸だな。ぜってぇー許さねぇっ!みんな行くぞっ!」






面子「「「はい!!」」」






みんながあたしの為に戦ってくれてる。






なのにあたしは動く事が出来ない。






多分、奴等に殴られた所為で色んなとこが折れてるんだと思う。