「野口がな、小島の事ばっかりボクに聞いてくんねん………」 「………で???」 それがどうかしたんだろうか。 「どんな奴??とか、好きなスポーツは??とか聞いてくんねんで…??」 だからなんなの。 「なんでそんなに青ざめてるの???」 あたしには理解しがたい。 「だって………野口が……」 「野口が……???」 「野口が小島の事好きってことなんやろ???!!!」 小川はこの世の終わりのような顔をした。