最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「そう。叶ったんだけどさ、夢って儚いもんで」


「そんなこと……」


「ホントに。ビックリするぐらい、なにも残ってない。

もう1度、あの頃からやり直したい。バカな冒険したって……後悔してる」


何の夢が叶ったのかはわからないけど、夢が叶っても後悔することがあるなんて。


「私にも夢があるんですけど、叶えようって思っちゃいけないんですか?」


「あ、いや……。悪い。オレの場合はさ、地に足着いてないっていうか。

ま、生き方自体が昔からギャンブルみたいなもんだったから」


「はぁ……」


「ま、そんな呆れた顔すんなって。オレ、もうこのまま消えてなくなりたい」


「えーっ!そんなこと言わないで下さいよ。一緒に、自分の身体に戻りましょうよ。

元はと言えば、私がマフラーを渡さなきゃこんなことにはなってなかったんだし。責任感じます……」