最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「冷めてるから……彼女とのことも、もういいやって?」


「いや、そうじゃない」


「じゃぁ、頑張ってみたらいいのに……」


「こっちに戻ってきて、仕事見つけて落ち着いてから連絡しようって思ってた。

けど、彼女はもう」


「もう……?」


キョトンとしている私の手を、カイトがそっと握る。


「結婚してた」


そんな……。


カイトは俯いて、また大きなため息をつく。


外は寒いけど……生身の身体じゃないから、白い息はでない。


今のカイトの背中には、羽はもう見えなかった。