最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「あの時、キミが来てくれなかったら……

本当に泣いてたかもな。優しく声をかけられて、一瞬キミが天使みたいに見えた」


うそぉ。


それは、私の方だよ。


カイトを見て、もし天使がいたらこんな感じかも、って思った。


「……泣いてたくせに」


「泣いてねーっつの。泣く寸前だ」


そう言ってカイトは照れくさそうに笑った。


「あ~、時間が流れるのって……早いよな。

オレは彼女を迎えに来たつもりだったのに、彼女の中ではもうとっくに終わってた」


カイトの手に少し力が入る。