最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「もう、いいです!」


「けどな……別れてもう1度元に戻りたいって思った女は、一人だけかな?」


え?


カイトをじっと見ると、彼も私の顔をじっと見ていた。


優しく笑うその顔に、不覚にもドキドキしてしまう。


「その一人が、もしかして……あの女性?」


クリスマスのイルミネーションの下、カイトと絵になっていた。


けど、彼女はカイトの頬を叩いて、そのまま走り去ってしまった。


「アタリ。けどな、やり直すには……もうさ、時間が経ちすぎてて。

元はと言えば、オレが悪い。時間が戻ればいーのにって、あんときはガラにもなく願ったな」


そう言って、私の手をキュッと軽くにぎる。