最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

この世に二人きりって。その言い方、なんとなく嫌だな。


ジトーっと彼を見てしまう。


「残念だな、とんだイブで」


「助けてくれて、ありがとうございました。けど、それだけです。私はここにいるんで、帰って下さい」


「いや、帰れと言われてもなー。オレも一人はヤだし。な、一緒にいてくれよ」


はいっ!?


彼に、手をグイと引っ張られる。


「自分のことは隠したいのに私と一緒にいたいって……勝手です」


「そぉか?じゃ、教えてやる。大浜カイト」


そう言って、私を見ながらゆっくりと私の隣に腰掛けた。