最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「ここは、病院。さっきマフラー渡したあと、なにがあったか覚えてる?」


「え……全く」


「そうか。ちょっとした衝突事故だ。あのときキミにバイクが向かって来てて、見つけたオレが飛び込んだ、と」


「じゃあ、あなたが私を助けてくれたんですね……」


私がそう言うと、彼はフッと微笑んだ。


「みたいだな。やっぱりあのマフラーには魔法がかかってたか?オレがもう1度振り向かなきゃ、即死だったかもな」


即死だなんて……。


けど、二人共こんな状態だし、素直には喜べない。


私が彼を巻き込んだってことだよね。


「どうして、振り向いたんですか?」