最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「じゃぁ……私も、この色にします」


いいよね。いいよね?


誰に確認するでもなく、心の中で繰り返し呟く。


好きな人と同じマフラーつけるぐらい、許されるよね?


そして、カイトと同じ色のマフラーを手に取った。


ユニセックスなカラーだから、男女どちらでもいけそうな無難な色。


けど原色でも単色でもないから、このマフラーはどこにでもありふれてるモノじゃない。


「ったくお前らもう3月だっつのに……マフラー買ってくれるとは、ありがたい客だよなぁ」


なんて言いながら店員さんは、私たちの手からマフラーを取り上げ、


会計をするためにレジの方へと行ってしまった。


「今日からアレが、新しい魔法のマフラーだな」


「ハイ。いいコト、ありますかねぇ?」


「きっと……あるだろ?」


そう言ってカイトは、目を細めた。