「おーし、マリア!これがオレのサインだ。大事にしろよ?」
さっき私には『洗ったら取れる』って言ってたくせに、そんな酷なこと言ってる来栖くん。
「わー、やったぁ!マリアの夢にね、お兄ちゃんがたまに出てくるんだぁ」
「へー、どんな夢?」
「マリアが入院する前の夢なの。お兄ちゃんが、バイクの事故に遭いそうになったマリアを助けてくれたんだよ?」
「ふーん」
相変わらず、来栖くんは全く興味なさそう。
「そしたらね、そのバイクが他のお兄ちゃんとお姉ちゃんを轢いちゃったの。
すごく怖い夢だった…。だけど、お兄ちゃんがずっとマリアを抱きしめてくれてたから、もう怖くなかった」
えへへと笑うマリアちゃんを見て、首をひねる私たち。
さっき私には『洗ったら取れる』って言ってたくせに、そんな酷なこと言ってる来栖くん。
「わー、やったぁ!マリアの夢にね、お兄ちゃんがたまに出てくるんだぁ」
「へー、どんな夢?」
「マリアが入院する前の夢なの。お兄ちゃんが、バイクの事故に遭いそうになったマリアを助けてくれたんだよ?」
「ふーん」
相変わらず、来栖くんは全く興味なさそう。
「そしたらね、そのバイクが他のお兄ちゃんとお姉ちゃんを轢いちゃったの。
すごく怖い夢だった…。だけど、お兄ちゃんがずっとマリアを抱きしめてくれてたから、もう怖くなかった」
えへへと笑うマリアちゃんを見て、首をひねる私たち。