最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

私の目の前で、立て膝をする嵐山レッドを見て、


心臓から、大量に血が流れ出るような感覚に襲われた。


『カイト』


え?


今……何を思った?


そう言えば、入院してるときもそうだった。


嵐山レッドを見て、嵐山カイトだって…思ったんだ。


見たこともない俳優さんだったのに、


フッと頭に浮かんだ名前。


サインを書き終わったレッドが、そのまま顔を上げた。


「どう?」


「どうって…。

え…どうして?」


レッドが書いたサインを見て、自分の目を疑った。