最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「お、聞き分けいいね~。

じゃ、記憶…消すから」


天使が私の額に、そっと手を重ねる。


「あ!ちょっと待って。

マフラーを手に持っていても…いいですか?」


「もちろん」


天使が指を鳴らすと、暗闇の中から真っ白のマフラーが現れた。


…カイト、またね。


いつか、どこかでまた会えるよね。


…信じてる。


ギュッとマフラーを握りしめ、目を閉じた。







て言っても、これは来栖くんがくれたんだった。


もう私の頭の中は…


カイトでいっぱいだよ。


なのに、この記憶が全部消えてしまうなんて


…信じられないよ。