最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

来栖くん、ごめんね。


せっかくマフラーをくれたのに、こんな態度取って。


けど、


例えあれが夢だとしても、


私はカイトとまた会いたいよ…。


寝転んだままでいると、誰かに髪を引っ張られた。


「痛いっ!」


「もう、お姉ちゃん!天使のお兄ちゃんに冷たいよ。お兄ちゃん、全然笑ってなかった!」


マリアちゃんがベッドの横に立って、私の髪を掴んでいる。


「ごめーん。だって…あのお兄ちゃん、本物の天使じゃないもん」


そう言って寝返りをうつと、マリアちゃんが、みなみのくれた本をパラパラと開く。