最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「いや、そんなんじゃない。

まだ、未熟?けど、それがすげーかわいい」


未熟…。やっぱりなんかバカにされてる気がするよ。


ジッとカイトを見上げると、カイトは私の頭に軽く手を置いた。


「オレから美衣へのクリスマスプレゼント。

…目ぇ閉じな」


ドキッとした。


“最後のプレゼント”って、言われた気がした。


「…閉じない。目開けたら消えてた、とかナシだからね?」


「ははっ、大丈夫。そんなんじゃない。

いいか?


…ワン、ツー、スリー」


カイトは、指で音を鳴らすと、スリーって言い終わった後


私に最高のプレゼントをくれた。