最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「最後だなんて…言わないでぇっ。

これからも、いっぱい恋するんでしょう?色んな出会いが…待ってるんだから」


必死でカイトにしがみつくけど、


カイトが抱きしめ返してくれることはなく、


その手は私のどこにも触れていなかった。


「オレな、本当は今日…彼女と偶然出会ったんだ。

連絡取ってたのは確かだけどさ、はっきり会う約束とかしてくれなくてな。

ウチの店に、家族で…来てた」


「だから二人ともあんな薄着だったの?店を飛び出して来た…んだ」