最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

「確かに、忘れっぽそうな…ちょっと抜けた天使だったけどな。

さっきから……なんか、視界がボヤける。

あのときも、そうだった」


カイトはそう言って、目を軽くこする。


「…やだっ、なに言ってるの?

生きるって願ったら、元の身体に戻れるって言ったよねぇ?

カイト、一緒に戻ろうよぉ…」


力なく笑うカイトを見て、怖くなってきた。


カイトの身体が…


なんだかさっきよりも、色素が薄くなってきている。


「そんなに願うほどの生き甲斐も、目標も…

もうオレには残ってない」


「やだぁ…、そんなこと言わないで?」