最後の恋ψ天使の魔法はクリスマスに降る雪と共に

全く。


幽体離脱ってやつは、厄介だよね。


この世の人は、私を見てるようで見ていない。


こっちは見えるのに、相手には見えないんだ。


深呼吸しようと、大きく息を吸ったときだった。


「……ひとり?」


え?


目の前の金髪の彼が、私に話しかけてきた。


いや、違うよね。私にじゃ……ない。うしろの彼女に?


そう思って振り向くと、タバコを吸っていた女性に変化はなく……。


うしろに気を取られていると、突然強い力で腕を掴まれた。