8月12日。 私、16歳。 この日に、私の両親が殺された。 犯人は、私の親友。 信じられなかった、 信じたくなかった。 その事件は、 親友がクスリを使っていた事がわかったために、 《パニック症状になっての犯行》 と、すぐに処理された。 人の気もしらないで。 けど、その親友が本心で私の両親を殺したのではないことは、はじめから知っていた。 信じられなかったのは、 親友の心がここまで犯されてしまっていた事だ。