『オムライスとドリア』

「おろしポン酢ハンバーグとたらこスパゲティー。以上です。」


俺と梁翔さんが注文を言ってウェイトレスに目を向けた。


「あっはい!かしこましました!」


顔を赤く染めびくっと肩を震わせたかと思ったら、早々と裏に消えて行った。


「今の子、梁翔と藍飛にみとれてたわね。ちゃんとオーダー取れてるのかしら!」


確かに。視線感じてたけどそーいうことか。

矢耶を見てたからそこまで気にしてなかった。


「絢那~ヤキモキ妬いてんの?」


梁翔さんが少々自意識過剰な発言をした。


「はっ?!いったいどこからそんな話出てきたの?!」


姉貴…容赦ねぇな。