溺愛キング

すると頭の上から不機嫌な声が


「矢耶…そんなあからさまに背けるなよ。なぁ、こっち向けって」


後が怖いから藍に従った。


『違うの。藍があまりにも恥ずかしいことサラッと言ったから悪いの。だから……
もー何も言わないでー』


恥ずかし過ぎて藍の胸に顔を押し当て見えない様にした。


「ははは―――……ほんと可愛いなぁ。やべぇ」


耳元でコソッと言われ、思わずブルッと肩を震わした。

藍の声やばい。

声だけでもカッコイイ。

透き通った低い声。