溺愛キング

「やや、ごめん、大丈夫か?」

『ぶーーー』

「ごめんて」

『ふんっ』


まだ体がダルイ…

だってね、あれから2回もシた。

あれで藍が終わるわけない。

分かってたけど、なんか不服なんだもん!

もう晩御飯いらない。

このまま寝たい!あ!けどお風呂入らないとだめだあ~

なんて考えながら、布団の中でゴロゴロ…


ふいに藍の手が頭に触れた。

と思ったら、撫でてきた。


『なに?』

「いや、もう少しこっち来いよ」

『やだ』

「なんで」

『やなの~』

「まじで悪かった、なあ、矢耶機嫌なおせよ」

『じゃぁ、矢耶のゆうこと聞いてくれる??』


ふふん、ここであのお願いしよーっと!

我ながらいい考えだと思うの!

普通にお願いしても聞いてくれないのは分かってる。

だから、この瞬間を待ってたの!


「なに、何でも聞くけど、願いごとにもよる」

『え、なにそれ!矢耶のこと嫌いなの??』

「いやそうじゃなくて…」

『もういいもんね、知らなーい』

「矢耶!」

『きゃっ!』


すごい勢いで藍が腰を引っ張った。

かと思えば、すっごい力で抱き締められた。

なんてゆうか、ホールドされた。


『ぐ、ぐるじぃぃいい』

「矢耶」

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!』

『ちょっと言い過ぎましたー!』

『ひぇー、あお~』

「願いてなに?」

『へ?』


なんとも間抜けな返事をしてしまいました(笑)