溺愛キング

「言えよ。今日、何があった」


藍には叶わない。

こうやって、いつも矢耶を優先してくれる。

言いやすい様にしてくれる。

何で藍を疑っちゃったんだろう。

こんなにも、たくさんの愛をくれるのに。

何が不満だったんだろう。

何で不安になったんだろう。


『朝、藍と喧嘩した後にトイレに行ったら、たまたま入ってきた女の子達が藍に、相手してもらったことあるって』

「は?」

『今日も行こうって言ってた』

「だからか、あんなに女が現れたのは」

『それ聞いて、どうしたらいいか分からなくなった』

「つまんねぇ嘘に振り回されてんなよ」

『う、そ…?』

「当たり前だろ。俺は矢耶しか女は居ねぇよ。初めても、何もかも全てが矢耶だ。矢耶以外あり得ない」

『知らなかった…』

「ったく、あの女共、よく矢耶を泣かせてくれたな」

『あ、いや、そうじゃなくて…』

「誰だよ。どんなやつだ」

『もう、いい。いいや』

「俺の気が済まない」

『矢耶が悪かったの。藍、ごめんね』

「翼にでも頼んどく」

『あお〜もういいんだってばぁー』

「よくない。二度と口に出さない様にしないと、気が済まない」

『…………』


藍が言うと怖いよぉ。