溺愛キング

とりあえず、落ち着こ!

うん、ひとまず深呼吸!


「やっぱ、矢耶、海亜ん家に泊まりに行けよ」

『へっ?』

「どうゆう風のふきまわし?藍飛なにか企んでんの?」


海亜は鋭い目線を送った。


「いや、そのかわり翼、お前来いよ」

「へ、あぁ?なんで俺が」

「いいから、黙っとけ」

「ふーん、まぁ、何となく想像はつくけど」


藍も翼も何考えてんの?


『ねぇ、藍、ほんとに行っちゃうよ?』

「好きにしろ」

『…………』

「翼、帰んぞ」

「ん?もう帰るのか?まぁ、とにかく二人とも気をつけろよ?いちを面子には連絡してあるから、何も無いと思うけど!じゃっ!」


鞄を持ち、翼と藍は二人で帰ってしまった。


『藍…行っちゃった。ほんとに二人は帰ったのかな?矢耶のこと、嫌いになっちゃったのかな?』


急に寂しさが込み上げてきた。