溺愛キング

「おい、着いたぞ。しっかりやってこいよ。類さんはいいとして、優乃さんは手強いぞ」


窓の外を見ると[黒瀧]とかかれた表札が目に入った。


『あぁ、何だかんだラスボスは優乃さんだからなぁ…』

「おいおい、何言ってんだ?天下の藍飛様はどこに行ったんだよ」

『はぁ、、、行ってくる』

「だ、大丈夫か?」

『あ、あぁ、任せろ。必ず矢耶をこの車に乗せるから』

「おぉ、待ってるわ」


バタン――――……


ドアを閉め、いざ黒瀧家へ……



ピンポーン……


インターホンを鳴らすそれだけで冷や汗が出てくる。

少しの間の後

《はい》


おそらく類さんであろう男の声が聞こえてきた。


『藍飛です。すいません。矢耶を迎えに来ました』

《あぁ、以外と早かったな。とりあえず開けるから入れ》

『はい、すいません』



ガチャ――…


中から類さんが出てきた。


「何だよ、そんな怖い顔して。矢耶は大丈夫だから心配すんな。優乃の部屋居るから来い」


何も言えないまま、黒瀧家へあがらせてもらい、矢耶が居る部屋へと向かった。