溺愛キング

「藍?なにしてんのー?
おーい?帰っておいでー
どこにトリップしちゃってんの」


はっ…………!
っと我に返る。

矢耶は俺の顔の前で手を振っていた。


『ちょっとあっちまで飛んでた』

「あっちって、どっちー?」

『ん?まぁ、あっちはあっち。てか、突っ込むとこそこか?』

「えぇー」


ん?眠たいんだな。なんか会話すら成り立ってない気がする。


『矢耶、キスしたい。』


矢耶の綺麗な髪を耳にかけて、首辺りを撫でた。


「いっつもしてくるじゃーん」


まぁ、そーだけど。


『いいの、矢耶の了解がいるんだよ。』

「りょーかいー?
まぁいいけどー…ん〜〜眠たい。藍、みんな来るまでお昼寝しよーよ。」


俺の言ってる"了解"の意味分かってる?

やりたいんだけど。


『矢耶〜』


甘える様に名前を呼び、首筋に顔をうずくめた。