溺愛キング

けらけらと笑う矢耶。

あ―…
よかった。

すごい雲行きの怪しい感じに進みそうだった。

矢耶が素直なやつでよかった。


「あ〜なんか言いたいこと言ったら気が抜けたー。眠たくなってきたー。」


そんなこと言いながら俺の胸にぼすっと頭を預けてきた。


『矢耶、もう許してくれたか?』


矢耶の頬を撫でながら聞いた。


「うーん、許す〜!もう藍も怒ってないのー?」


眠たいのか語尾がだんだんのびていってる。目もとろーんてしてきてるし。


『俺は怒ってねぇよ。拗ねてたんだ…………はっ!』

俺は大事なことに気付いたものすごく大事なことに気付いた!

俺は怒ってたんじゃねぇ、拗ねてたんじゃねーか!んで、矢耶に構ってもらおうとしてたんだよ!

何してんだ俺―――!!

学校で矢耶が可愛いことするから今日はいちゃいちゃするつもりでいたのに!

訳あって邪魔が入ってしまった。

まぁ結果オーライだったから良かったけど…

つまり、ここからが本番だよな?

眠たい矢耶を起こすのは、ちょっと気が引けるが、仕方ないな!

愛を確かめ合ったとこで、深め合いは重要だからな!

なんか、俺、キャラ可笑しくなってんな。笑

変にテンション上がってきた。