溺愛キング

「矢耶だって、いつも藍のこと考えてるよ?ううん、藍のことしか考えてない。」

そう言うと俺の首に腕を回して、ちゅっと触れるだけのキスをしてきた。


「藍がいつも矢耶の隣に居て、ずっと笑ってくれてて、藍を一番に想ってるのは矢耶で、藍には矢耶だけが居ればいいって、藍の一番は矢耶だって、そんなこと考えてるよ。そんなことしか考えてないんだよ?もっと考えることなんてたくさんあるはずなのに、矢耶の頭の中はそれしか考えてないの。藍は分かってくれる?矢耶が藍のことどんだけ想ってるか、これ以上伝える言葉がないよ。だから藍がそんな風に想ってくれてて、すごい嬉しいよ。さっきは何も考えないで喋ってごめんね?藍を傷付けちゃった。だから、だから藍、そんな顔しないで?藍は何も悪くないのに…ごめんね。」


座ってる俺に抱き着いてきた矢耶は少し肩が震えていた。

何年も一緒に居るけど、やっぱり言葉にしないとわからない時ってあるだな。