溺愛キング

「引っ付きすぎ!いつまで抱き合ってんだ。矢耶から離れろ海亜。」

「えー何なのよ〜」


海亜は不満なのか藍をじとーっと見つめる。


「いいから離れろ。矢耶は俺の」

『ひゃっ』


腕を引っ張られて後ろから抱きしめられた。


「嫉妬深い男は嫌われるわよ?」

「うるさい。ほっとけ。」

「藍飛はほんと子供ね。」


もしここが教室じゃなかったらファンの子達の悲鳴が聞こえてはず。

このクラスはもう誰も気にしない

"またやってる"くらいしか思ってないと思う。

その前に藍が人前でこんなことしないもん。

気を許した人にしか見せない。

藍と海亜まだ言い合いしてるよ。


「そーだぞ。藍飛、矢耶が飽きれてるだろ。」

『あっ翼!おはよ!』


藍に抱きしめられたまま翼に挨拶をした。


「矢耶、おはよ。」

「翼〜」


海亜が翼に抱き着いた。


「なんだよ海亜〜」


言葉とは違いニコニコしながら海亜を抱きしめ返してた。