私は舞終わり、誰もいない湖の淵に座り込んでいる。




「なぜ、村人は自らの罪を認めないのだろう・・・?」




「それは、己が罪深いと認めたくないがゆえ」




はっと振り向くとそこには美しい男がいた。




「あなたは・・・?見かけない方だけれど?」




「私は清永。そなたは?」



「私は華」


本当の名は言わない。


『華』が巫女としての名前だから。