シュンはその光景を眺めていた。

やれやれといった、あるいは、自慢げな、もしくは、安堵感が入り混じった表情を浮かべながら…。

待ち合わせである、有名宝石店の白い柱に少し持たれながら…。

そう、セレブご用達であろう宝石店を背にしながらである。