『想い方』



~♪~♪

哀愁漂う音楽が沙織さんを呼ぶ。


心臓がドキドキしてた。




「もし!!!アズ?由香ちゃんどうした!?」


『沙織さん。私にも買ってくれる人紹介して下さい。』



「え!?アズ処女じゃん!処女をオヤジにあげちゃっていいの!?そんな金困ってんの!?」



『すみません。お願い出来ますか?』



「うん。処女高く買ってくれる人いるけど…。本当にいいの?」



『…大丈夫ですよ。』




恐かった。


沙織さんは電話口で悩んでた。




『いくらになるんですか?』