『想い方』




私達は近くのラブホに入り、先に由香が冷えた体を暖めた。


私はその間二人の濡れた服を乾かした。



次に私がお風呂に入り体を暖めた。





お風呂から上がると、由香がベッドに座り一点を見つめてた。



音の無い空間が居心地悪くて、私はテレビをつけた。






『頭の中整理できた?』



「多少ね…。智也が親友に裏切られた時どんな気持ちだったんだろう。」



『その痛みは大き過ぎて私達じゃ分からないよね…。』



「じゃあアタシがその痛みを和らげる事出来るかな…。」




由香と私の気持ちは一緒。