これ以上暗い路地にはいったら危ない。
護身術で片付けるか...。
私の腕を持っていた男を回し蹴りして
振り回して逃げた。
...はずだった。
私はその日お見合いをさせられそうに
なって逃げてきたから
服は着物。
裾を捕まれた。
あぁ...
おわりかな?
「よくもやってくれたな!?このアマ!」
殴られる。
そぅ思った瞬間だった。
「うちの商品になにしやがる!?それなりの覚悟あってか!?」
「佐野龍虎(たつとら)!?やべぇ!逃げんぞ!!」
「大丈夫か?」
「ぅん。ありがとぅ。」
ジロジロ
「なに?」
「いやっ。お前使えそう。」
「どこかのオーナー?」
「頭いいな!!そうだ。おれは歌舞伎町で“嬢”ってお店をいくつかだしてる。」
「キャバとか?」
「どんな推理力だよ...」