〜♪ 『“その話誰から聞いたの?”』 「“みんな言ってるよ。 付き合ってんの?”」 送信ボタンを押すと同時に ケータイが手から滑り落ちた。 そしてあたしも床にへたりこんだ。 すぐに返信が来た。 画面に映し出された文字は滲んでいたが、 はっきりとあたしには見えた。 まるで…まるで 櫛森の心のようにはっきりと。