しばらく威嚇をしたあたし達。だけど東村が言ったんだ。


「…で?俺、本気なんだけど池田はどうしたい?」


そんなの決まってる。好きな人に言われたら、さ。





「バカデカイらいおんの傍にいてあげるよ」





「…お前、上から目線だな」


「はりねずみですから」


「じゃあ俺は、チビはりねずみのわがままに付き合ってあげられる心の広い奴になんねーとな」


持っていた2枚のタオルを片手に持ち、片手は東村の右手の中へ。



「…小さいな」


「…大きすぎ」



正反対な2人。


だけど、そんなでこぼこな2人だからこそ、結ばれるのかもしれない。



あたし、池田衣李。

通称:(チビ)はりねずみ。



そんなあたしは、正反対ならいおんと結ばれました。






【END】