暴走してしまいそう!! 「先輩……」 「なに?」 「あのほら、あそこ陽が当たってあったかいですよ」 明るい所を指差して言った。 「……悠由がいい」 「!」 んなっ……。 なにを…仰いますか…。 あたし先輩の…彼女じゃないよ……。 そんな風に扱わないで欲しい。 その大事そうな手つきも…。 愛しいものを見るような目も…。 みんなみんな。 やだよ。変になっちゃう。 「先輩…?」 「もう少し」 ……。 授業…休んじゃおうかな…。 そんな考えが頭を過ぎってしまった。