「でもね、私も彗ちゃんと同じ気持ち」

「えっ?」



俺はミューの顔を見た。

ミューは星を見ながら、微笑んでいた。



「こんなにいっぱいの星があるけど……その中で、流くんが居るこの地球に、私も生まれる事が出来て良かった……心から、そう思える」



俺はミューの肩を自然に抱き寄せた。



「俺も、ミューの居るこの地球に生まれて良かったと思うよ」



その言葉で、ミューが俺を見て、お互いの視線がぶつかった。

けど。



「あっ、流れ星!」

ミューがすぐに、俺の後ろの方を指差して叫んだ。



「あぁ、消えちゃった……お願い事、出来なかった」

本気でがっかりしているミュー。



思わず、クスッと笑った。