今日も地球の上では☆1

あれっ? 彗ちゃんと恒だけのわりには賑やかだと思ったら、他にも子供の声がする。

洗面所で身支度をしてからリビングの方へ行った。



「あっ、流ちゃん、起こしちゃったかな? ごめんね、賑やかで」

キッチンからそう言って、彗ちゃんが顔を見せた。



「あっ、流ちゃ~ん!」

ドドドドッ

ドン

恒が走って俺の足に抱きついて来た。



「おうっ、恒、今日もパワーが有り余ってそうだな?」

俺は足にまとわり付く恒の髪を、ガシガシと掻き乱しながら言った。



「実はね、幼稚園で野草園に行く予定だったんだけど、この天気で中止になったの」

彗ちゃんが窓の外を見ながら、そう言った。

「今度の土曜日は天気がいいみたいで、その振替休日と言う事で今日が休みになってね」



そんな話をしていた時。

恒と同い年位の男の子1人と、女の子が1人、俺達の方へやって来た。



「お邪魔してます」

2人はそう言って、ペコッとお辞儀をした。



へぇ~、今時の子供は、しっかりしてるなぁ。