『あの……待ち受け、見た?』
「は?」
『だから! その携帯の待ち受け、見た?』
改めて訊かれると、電話が鳴ってる時に出たから、待ち受けの画面じゃなかったなぁ。
「いや、まだ見てないけど」
『うわっ、あのっ、流くん、家に居る?』
「ああ」
『今から取りに行くから、絶対、待ち受け見ないでね!』
ブチッ ツーツーツー
えーと……。
ごめん、ミュー。
見る気が無くても、電話が終わってすぐ、待ち受け画面に変わったから……これは不可抗力だぞ?
俺はその待ち受けを見て、自然と笑顔になった。
ミューの携帯の待ち受け写真。
今年の社員旅行の時、ノリで撮った俺とミューの2ショット写真だった。
待ち受けにしててくれたんだ。
俺は嬉しさを抑えきれずに、歌を口ずさみながら着替えて、1階へ降りた。
「は?」
『だから! その携帯の待ち受け、見た?』
改めて訊かれると、電話が鳴ってる時に出たから、待ち受けの画面じゃなかったなぁ。
「いや、まだ見てないけど」
『うわっ、あのっ、流くん、家に居る?』
「ああ」
『今から取りに行くから、絶対、待ち受け見ないでね!』
ブチッ ツーツーツー
えーと……。
ごめん、ミュー。
見る気が無くても、電話が終わってすぐ、待ち受け画面に変わったから……これは不可抗力だぞ?
俺はその待ち受けを見て、自然と笑顔になった。
ミューの携帯の待ち受け写真。
今年の社員旅行の時、ノリで撮った俺とミューの2ショット写真だった。
待ち受けにしててくれたんだ。
俺は嬉しさを抑えきれずに、歌を口ずさみながら着替えて、1階へ降りた。

