「俺が付いていながら、申し訳ありませんでした」

沈黙に耐えられず、俺が謝ると……。



『そうだな。流は責任取って、ミューと付き合え』



……はぁ?

何を言ってるんだ、純さん?



『俺好みのミューの顔に傷付けたんだろ? おまえ、責任取って、ミューを嫁にもらえ、な?』



俺好み、ねぇ……。

そんな事ばかり言っているから、『自分の好みで女の子を採用している』って言われるんだぞ?



それでも俺は、純さんの仕事に対する姿勢は尊敬していた。

俺に『この仕事は地球を測る仕事』と言ってくれたのは、純さんだった。



『仲人の心配ならしなくて大丈夫! 俺と風花で仲人するから、安心しろ』



純さんの言葉に、思わず苦笑い。

いやいや、純さんと風花さんって夫婦じゃないんだからさぁ、仲人って無理でしょ?