今日も地球の上では☆1

眉間にシワを寄せ、不機嫌そうな表情になったミュー。



俺はクスッと笑った。

そして。



「なーんちゃって! 『俺がお嫁さんにしたいのって、ミューだけだもん!』」

さっきのミューの口調を真似して、俺はそう言った。



「もう、ヤダっ、流くん! 私の事、からかってるでしょ! 流くんのバカっ!」



ミューは相変わらず真っ赤な顔で、俺の背中を『ポカポカ』と叩いた。



最初から、こんな風におしゃべりしながら移動してればよかったんだ。

今は楽しそうなミューだけど、きっとさっきは怖かったと思う。



怖い思いさせて、ごめんな、ミュー。



心配を掛けないように気を張っているミューが、今まで以上に愛おしく感じられた。



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