今日も地球の上では☆1

「ミューは、イヤ? それとも、誰か他にお嫁さんになりたい相手が居るのかな?」

俺がそう言うと、ミューは慌てたように、首を左右に振った。



「そんな事ないよっ! 私がお嫁さんになりたいのって、流くんだけだもん!」



あっ、やばい……からかっていただけなのに、ミューが真面目に言った言葉に……口元が緩んでしまう。

マジで、嬉しい。



俺の表情の変化を見ていて、ミューがちょっと首を傾げたけど、その後、ハッとした。



「あっ、あっ、あのね、えーと……なーんちゃって、ってやつ! そう、なんちゃって、ね?」



慌てるミューも、可愛い♪



「なんだ、『なんちゃって』ってオチなんだ? じゃあ、俺が他の誰かを嫁にもらってもいい、って事なんだ?」

「う゛ーーー……ダメ! 絶対、ダメっ!」



やっぱり、ヤキモチ妬きなんだな、ミューは。

きっと、俺が他の女性と居る所を想像したんだろう。