「桜田…?」


彼があたしの名を呼ぶ


それと同時に電車の音が聞こえる


恥ずかしがってる場合じゃないんだ…


言わなきゃ…!



「あたし、水町くんが好き!ずっと好きだった…!」


電車の影で彼は見えない


間に合わなかった…


伝えれなかった…


涙がこぼれる。


「水町くん…」



「何で今言うんだよ」