だが、ほとんど重ねたままで隼人が呟いた。 「待てない。もう我慢しないって言ったろ?」 少し、逃げ腰になる。 だが、また塞がれる。 長くて息の仕方が分からなくなる。 無理に声を堪える。 そうじゃなきゃイヤらしい声が出ちゃいそうだから……。 でも変に堪えていると凄く息苦しい……。 隼人は静かに唇を離した。