また沈黙がはしる。 何か話さないといけないなと思い、愛生は話題を探していた。 すると隼人が口を開いた。 「愛生………、」 いきなり、いつもの苗字では無く、名前を読んできて、ドキッとする。 「ん?」 「智仁とはどうなわけ?噂になってただろ?」 と言い、『湿布』と書かれた棚から湿布を取り出した。