入り口の近くにあった椅子に座る。 隼人は袋に冷凍庫から出した氷を入れ、干されているタオルに巻く。 それを愛生の捻った足に当てた。 「ありがとう……、」 愛生は小さい声でお礼を言う。 「あぁ」 と隼人が言った。